顕正会発足50周年記念「誑惑の正本堂 崩壊す!!」
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歴代先師上人の御精神

 歴代先師のこの御精神は、昭和三十年に「奉安殿」と名づけられた新御宝蔵が建設された際の、第六十四世日昇上人の慶讃文によく表われているので、参考のため引用する。
 「夫れ戒壇の本尊は、宗祖日蓮大聖人の本懐、末法衆生帰命の法体、一宗依止の当体なり。宗祖大聖人弘安二年十月十二日之を建立して、血脈付法の二祖日興上人に身に宛て給はるところなり。上人身魂を尽して護持し大石の寺に奉安し、一閻浮提の座主日目上人に付嘱してより血脈の法主歴世に奉戴し、或る時は校倉を、或る時は土蔵を宝蔵として奉安し、専心に守護し、国立戒壇の建立を待ちて六百七十余年、今日に至れり。国立戒壇こそ本宗の宿願なり。三大秘法抄に『戒壇とは王法仏法に冥じ仏法王法に合して、王臣一同に三大秘密の法を持ちて、乃至、勅宣並びに御教書を申し下して建立する所の戒壇なり』と。之は是れ、宗祖の妙法蓮華経が一天四海に広宣流布の時こそ之の時なり。……血脈付法の法主を継げる日昇……『時を待つべきのみ、事の戒法とは之れなり』の金言を身に体して、必ず来るべき国立戒壇建立の暁まで守護すべし。後々の法主も一心同体たるべきと確信す。願くば宗祖大聖尊の法魂、安穏に常住し給わんことを」と。
 この御文に仰せのごとく、国立戒壇こそ本宗の宿願であり、この国立戒壇建立の暁まで戒壇の大御本尊を御宝蔵に秘蔵し守護し奉るというのが、富士大石寺七百年の伝統であり、歴代先師上人の御精神であった。


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